10月1日は日本酒の日

本では米の収穫は年に1回、9月頃です。日本酒業界では酒造りの準備を始める10月を年度の始まりとしています(10月〜翌年9月)。そして10月1日を日本酒の日と定めました。こちらの記事で少し触れていますが、酒と税収は深い関わりがあり、通常の暦年(1月〜12月)や日本の会計年度(4月〜翌年3月)に合わせると徴税において都合が悪いという事が理由です。ところが早い時期に収穫できる米が誕生し、製造技術の向上もあり日本酒造りの準備を7月に始める酒蔵も増え、1965年に酒造年度は7月〜翌年6月に改められています。更に今では四季醸造という1年中製造している企業もあります。

れでも日本各地では10月1日に日本酒のイベントが行われています。米の収穫に感謝する意味もありますが、日本酒の「ひやおろし」と秋の味覚を楽しめる飲む側としては嬉しい時期です。ちなみに「ひやおろし」とは冬に製造した酒の劣化を抑えるため貯蔵前に1度だけ加熱殺菌、外気と貯蔵庫の温度が同じになる秋に出荷する日本酒の事です。一般的な日本酒は貯蔵前と出荷前の2回加熱殺菌します。